京セラの創業者 稲盛 和夫氏は、成果を出すには、「能力」と「熱意」と「考え方」が大事だと言っている。
成果の方程式=能力×熱意×考え方
「能力」とは、スポーツでいえば瞬発力や持久力、仕事でいえば技術力などで、「熱意」とは、努力を継続すること、そして「考え方」は、人として正しいことをする、前向きに物事に取り組むことを指している。そして、それぞれには、点数があると稲盛氏は、いう。
能力と熱意は0点~100点まであり、考え方は、マイナス100点からプラス100点まである。そして、この式は、掛け算である事から次のことがわかる。それは、能力と熱意が高得点でも考え方がマイナスだとその積=結果は、マイナスになるということだ。
能力の高い人が詐欺などで逮捕される事例は、マイナスの考え方が作用した結果である。我々は、能力の高さだけで人を評価することが多いが、大事なのは、考え方がしっかりとしていること。そして、前向きな考え方を持って、努力し続けることである。努力を続けることで、能力は少しつづ上がっていくのである。
稲盛氏のこの成果の方程式は、とても大事なことを我々に教えてくれる。「熱意」と「正しい考え方」をもって、成果に繋げたい。